スイス アルプスからのめぐみ
調湿性・消臭効果・断熱効果を持ちダニ・カビを防ぐ
天然スイス漆喰
古代ギリシャやエジプト、そしてローマ帝国の時代より、漆喰は最もすぐれた建築材料として数千年前から使われてきました。そんな漆喰の中でも、特別なスイスの地層から産出した石灰を使い、大量の石灰石を入れた天然成分100%のスイス漆喰「
カルクウォール
」は、世界の中でも最高品質の漆喰として、古くから教会や城、住宅の壁に使用され、その透明感のある美しい白さでスイスの町並みを彩ってきました。
アレルギーを引き起こす合成樹脂など化学成分を一切含まず天然成分100%(成分完全明示)のカルクウォール。スイス伝統の製法でこだわって作られたカルクウォールは、化学成分を使用した漆喰とは違い、静電気の発生がなく、ハウスダストを寄せ付けません。
また、カルクウォールは厚さ2ミリ以上もの漆喰壁を作り出し、その軽石のような構造により空気層を持つため断熱性が高く、夏は涼しく冬は暖かい理想的な居住空間を実現します。
カルクウォールの持つPH12.4のアルカリ性
(ちなみに、珪藻土や日本の漆喰、漆喰調塗料はこれほどのPH・・・ペーハー度はありません)
によって、アレルギーの原因になる菌類・カビ・ダニの生息を抑え、死滅させ100年以上に渡り下地と強固に接着します。
その壁は調湿性・断熱性に優れ、高い消臭効果と殺菌効果をもつ
呼吸する壁
となります。
壁の白さが際立ち、持続します
■スイスの塗り壁とは?
スイスアルプスのふもとの町チューリッヒ郊外に今から50年前、段々忘れられるスイス伝統の塗り壁には、まるで生き物のように、呼吸し、湿気や有害物質を吸収し、住む人の健康を守り、人々の気持ちを癒す機能があることを発見した人がいました。その男が、スイス伝統の塗り塗材を
スイスウォール
と名付け、その良さをスイス中に広める為「スイスバウビオロギー協会」を設立し、スイスウォール社を創ったのです。以来、誰にでもその良さが分かるように、
天然100%
に安心せず、スイスで最も厳しい研究機関による安全性チェックを公表し、さらに「
成分完全情報公開
」という、50年後の今日においても最先端である安全性を作りました。
■高い防火性と断熱性、優れた強度と耐水・対汚染性
合成樹脂を含まない本物の漆喰ですから、防火性が高く有害なガスを出しません。
また、カルクウォールは厚さ2ミリ以上もの漆喰壁を作り出し、その軽石のような構造により空気層を持つため断熱性が高く、夏は涼しく冬は暖かい理想的な居住空間を実現します。
暑い夏でもクーラーをつけることなく過ごされるお客様もいらっしゃいます。
スイス漆喰は、化学物質の力を借りず空気中の二酸化炭素を吸収しながら結合し、100年をかけて硬く強くなります。
水にも強いカルクウォールは内装だけでなく外装の仕上げにも使用できます。
リシンガンによるスプレー塗装により外装の漆喰塗装が手軽に実現します。
その外壁は水になじみ汚れを容易に洗い落とす性質がある為いつまでもその白さを保ち、カビの発生を抑えて黒ずみの起き難い外壁となります。
天然スイス漆喰カルクウォールを外壁に施工した住宅(右の写真)は、6棟からなる分譲住宅で現在5棟完成しています。
一際目立つ白い外壁は、青空によく映えて美しさを放っています。
約6年前(2003年)に施工されたましたが、汚れもなくむしろ白の美しさは増しているとプロデュースされたデザイナー階地昌子氏は語っています。とりわけ窓の部分などでしばしば起こる雨だれによる汚れや、外壁に木材を使用した場合に木材のアクが汚れとして流れ出る場合などもありますが、このカルクウォールを施工した結果、いつのまにかきれいに洗い流し、また美しい白壁に戻っており、漆喰には自ら白くきれいに保とうとする自浄作用があるようです。
漆喰でありながら吹き付け施工が可能なのもカルクウォールの特徴です。人から見える部分はコテで風合いを出し、目立たない部分は吹き付けで行っています。これにより材料使用量はおよそ半分に抑えられています。
クリックで拡大します
写真協力:
感動創作工場 Oh!
■カルクウォールの自浄効果とはどの様なことか・・・カルクウォール1.5ミリをコテ塗りと吹き付け塗りした板に、コーヒーでシミを付け、屋外に晒す試験をして見ました。
左写真の暴露開始から、わずか13日で右写真のように汚れが薄くなりました。さらに一週間後には完全に元通りの白さになりました。
■呼吸する壁 ・・・・ 優れた調湿性と呼吸性
カルクウォール
の壁は常に呼吸をしています。生物のように呼吸し、有害物質を吸収分解する力は、原料である石灰岩が豊富なスイスアルプスと300年以上変わらない製法に由来します。
壁自体が呼吸をすることで、室内の空気を清浄に保ち、タバコなどの臭いや有害化学物質も吸着してその臭いを消してくれます。室内環境を改善する優れた機能は、医療機関や福祉施設にも適する内装素材です。
また、無垢の木と同様の調湿性を持つことで、木と組み合わせた健康住宅にはベストバランスと言えます。
左の写真は内装の木製階段の両側にカルクウォールを施工した例。木の表情と非常にマッチして、カルクウォールの表情はさらに美しく映える。
■カビ・ダニ菌の発生を強力に抑えます
アレルギーを誘発するかび・ダニは湿気とホコリで発生します。
カルクウォールの呼吸性と調湿効果によりダニ・カビの発生を抑え、結露の発生もありません。
また、カルクウォールの持つPH12.4のアルカリ性によってダニ・カビを死滅させ、湿気をコントロールし、カビなどの菌類が生息できない環境を作り出します。
左写真はワイン貯蔵室に使われた例で、ワインそのものの香りを維持する目的で使われています。
■人に優しい天然100%であるということ
・・・・ 他の漆喰と何が違うのでしょうか?
合成樹脂など化学成分をバインダーとして使用した漆喰、漆喰調塗料とは根本的に違います。
カルクウォール
はスイス産の最も純粋な白い石灰砂などの天然成分100%を使用しています。
スイスアルプスの純粋な石灰を、950℃という低温でゆっくり焼成して細かく均一な粒子の生石灰を生成し、それを3ヶ月間水で熟成させてスイス漆喰は出来上がります。
現代の化学技術では、高温、短時間で作る事も出来る漆喰もございますが、それらとは一線を画し、ジックリと熟成する事で、素材の持つ力を十二分に活かしたのがスイス漆喰です。また、その結果としてPH度12.4という強アルカリ性を持った漆喰が出来上がるのです。この強アルカリの条件下ではあらゆる菌類、ウイルス類は生存できず、画期的な無菌状態を作り出します。
(ちなみに、珪藻土や日本の漆喰、漆喰調塗料はこれほどのPH・・・ペーハー度はありません)
この様にして出来たスイス漆喰は、呼吸性、柔軟性、硬さを併せ持った強固な壁を作り出します。アレルギーを引き起こす合成樹脂など化学物質は一切含んでいないので安全で健康的な壁材として赤ちゃんのいる場所でも安心してお使いいただけます。
もちろん
F☆☆☆☆
として面積の制限を受けることなく内・外装材として使用出来ます。
カルクウォールはすぐに使えるペースト状の液体です。
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また、下地としてお使いいただく「
スイスミネラル下地材
」もすべて天然の成分から組成されております。「スイスミネラル下地材」はカルクウォール専用の無機下地材で、バインダーとして有機シリケートベース、結合材はセルロース、石灰粉、タルク、約0.5mmの岩砂と天然成分から製造されています。
【カルクウォールの完全成分明示】
ブナセルロース繊維・ブナセルロース粉・石灰砂・石灰粉・チョーク粉・亜麻仁油スタンドオイル・水・植物でんぷん・石灰泥・陶土粉・白石灰水
カルクウォールの標準塗り必要量
ミネラル下地材
施工面
六畳間の場合
八畳間の場合
壁のみ
約9kg必要(面積約28m²)
約10kg必要(面積約32m²)
天井を含む壁面
約12kg必要(面積約38m²)
約15kg必要(面積約46m²)
カルクウォール0.5ミリ
施工面
六畳間の場合
八畳間の場合
壁のみ
約58kg必要(面積約28m²)
約66kg必要(面積約32m²)
天井を含む壁面
約78kg必要(面積約38m²)
約96kg必要(面積約46m²)
カルクウォール1.5ミリ
施工面
六畳間の場合
八畳間の場合
壁のみ
約70kg必要(面積約28m²)
約80kg必要(面積約32m²)
天井を含む壁面
約95kg必要(面積約38m²)
約115kg必要(面積約46m²)
■カルクウォールの施工要領
(内装プラスターボードの場合)
内壁プラスターボードの施工
標準施工工程
カルクウォールは高度に透湿性があるため、基礎や温度、湿度、施工などの違いにより乾燥状態が異なります。
基礎に含まれる溶解性の物質もカルクウォールを侵み通る可能性があります。その結果、カルクウォールの壁の表面が部分的にツヤが無かったり、シミが出来たり、光沢が出たりします。必ず下地にミネラル下地材を塗布し、24時間以後にカルクウォールを塗布して下さい。
また、
木やベニアに塗る場合の木やベニアから出るアク、リフォームで素地に付着しているヤニや生活汚染物質はミネラル下地材では止まりませんのでシミになる場合があります。下に
IPバリアコート
を塗ってからミネラル下地材を塗って下さい。
失敗しない為の塗装マニュアルは >>>
こちら
ミネラル下地剤を塗ってから、長く時間をおいて(たとえば1週間)カルクウォールを塗っても問題ありません。
左写真クリック拡大
一枚の石膏ボードのジョイント部分の処理を、工程を追って再現しています。(内部の施工標準工程)
下記の施工現場写真と解説で、にクラックの発生を抑える下処理、ミネラル下地材からカルクウォール仕上げまでの流れを、分かり易くで説明しております。
1、適した塗り壁基礎
清潔で、安定しており乾燥、風化していない基礎地。例えば一層基礎塗り壁、漆喰やセメントまたは従来の基礎塗り壁、粘土石、粘土塗り壁、支える能力のある古い塗り壁、各種石膏ボードなど。
新しいモルタル壁は季節と天候によっては最低2〜3週間の時間をおいて乾燥させなければなりません。石膏ボードなどの場合は、直ぐに塗り始めが可能です。
ボードのジョイントは
ガード2パテ
を
鋼製ヘラ
でシゴキ塗りし、
グラスファイバーテープ
で補強します。
ガード2パテ補修セット
下記施工写真、クリックで拡大します。
グラスファイバーテープ
貼り
1回目の
ガード2パテ
2回目の
ガード2パテ
パテ処理完成
2、下準備
下塗りとしてスイスミネラル下地材を24時間前に塗ります。
マイクロエース17ミリ毛丈
を使用
塗る部分が木やベニアの場合には
IPバリアコート
によるアク止めが必要です。またリフォームなどの場合、素材に付着したタバコヤニや生活汚染の汚れが表面に浮き上がることがあります。ミネラル下地材の前に
IPバリアコート
によるヤニ止めが必要です。
ポイント
下地の吸い込み具合に応じて無希釈、または10%まできれいな水で希釈してよく攪拌する。内容成分が沈殿するので施工中も攪拌する。 ミキシング(攪拌)用具は >>>
こちら
下記施工写真、クリックで拡大します。
パテ処理後、
ミネラル下地材
を
マイクロエース17ミリ毛丈
で塗装した状態です。
3、カルクウォールの施工
コテ塗り
や吹き付けによって様々な表情を表現出来るのが
カルクウォール
の特徴です。また、
カルククリーム
は
マイクロエース17ミリ毛丈
により簡単に施工が出来ます。
下記施工写真、クリックで拡大します。
左官職人が良く用いる工程で「
下こすり
」と呼ばれる1回目のカルクウォールの
コテ
塗り付け。すばやく漆喰を配ります。
下こすりの後、1回目が乾く前に時間を置かず(約10分程度)カルクウォールの仕上げコテ塗りにかかります。
写真クリックで拡大
上記の要領で2回塗る事によって表情豊かで重厚なスイス漆喰壁が仕上がりました。右下2枚は和室フラット仕上げ。
写真クリックで拡大
■カルクウォールのリフォーム施工例
(旧サイディングを使用しsto外壁リフォーム工法)
築10年、リフォーム前の意匠模様のサイジングの状態です。
stoベースコートを塗り、スタンダードメッシュを伏せこみ、その上から再度stoベースコートで仕上げた状態。出隅にタイルを張り、その右側は低汚染型水性シリコンで塗り替え。
窓廻の仕上げは、ミネラル下地材をローラー塗装後にカルクウォール0.5によるコテ塗りフリーパターン仕上げ。
リフォーム前の全体像。
1階玄関廻にスイス漆喰の塗り壁をあしらい、出隅を挟みアースカラーで塗り替え。2階部分はstoロータソン(超親水光触媒)で塗り替えております。
基礎のモルタル部分は、石調の吹きつけ塗装を目地分け塗りで施してあります。また、玄関アプローチは、アルミサッシの手すりを造形によって塗り壁に一新しました。
カルクウォールのご用命・お問い合わせに付きましては、
こちらのメール
・お電話にてお受けいたします。 当店では壁材料の販売だけでなく、材工にて壁塗りの施工もお受けできます。お気軽に御相談下さい。 お電話番号 >>> 054-254-4631 大橋塗料住宅事業部 担当:大橋俊介
【カルクウォールの標準塗布面積】
5kgで塗れる面積
25kgで塗れる面積
カルクウォール0.5 約1.6〜2.5kg/平米
約2〜3平米
約10〜15平米
カルクウォール1.5 約2.0〜5.0kg/平米
約1〜2.4平米
約5〜12平米
【ミネラル下地材の標準塗布面積】
300gで塗れる面積
3kgで塗れる面積
15kgで塗れる面積
ミネラル下地材 約0.3kg/平米
約1平米
約10平米
約50平米
価格とご注文
スイス漆喰の種類
粒径
容量
容器
塗り面積
販売価格(税抜き)
ミネラル下地材
15kg×2缶
ポリバケツ
100平米
特別価格
カルクウォール
25kg×2缶
ポリバケツ
20〜24平米
特別価格
カルクウォール
25
kg×5缶
ポリバケツ
50〜60平米
特別価格
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