ハンディー ウレタン シリーズ

建築内装、家具塗装用に開発した二液性のウレタン塗料です。
下塗り・上塗りともに抜群の乾燥性と作業性で作業時間と納期短縮に貢献できる塗料です。
また、木製家具やDIYでウレタン塗装を手軽に楽しみたい方にお勧めの本格的ウレタン塗料です。
価格も格安で設定いたしました。

ハンディーウレタン・ストロンTXLシリーズは、トルエン、キシレン、ホルムアルデヒド、重金属等に代表される室内汚染・シックハウス規制対象物質を含まず、自然と人に優しい環境対応型ウレタン塗料です。
F☆☆☆☆登録商品

 

ウレタン塗料の選択ガイド  塗装上の注意点についてはこちらご覧下さい
種類の多いウレタン塗料・・・どれを選んだらよいのか迷われる方の為に、塗装目的別ウレタン塗料選択ガイドを用意いたしました。

■下塗り→中塗り塗料の選択と組み立て

 木目を活かした標準的な工程  肉付き >>> 中程度  工程表は >>> こちら
  • ストップシーラーは松や杉などヤニを持っている材などのヤニ止め処理、吸い込みのある材に対してサンジングの吸い込まれ防止に効果がありますが、省略可能です。
 木目を活かしたグレードアップ工程(鏡面塗装)  肉付き >>> 高ランク 工程表は >>> こちら
  • ストップシーラーは省略可能。ストップシーラーを省略した場合、CP-Z目詰めシーラーは材の吸い込み加減で1〜2回塗りする。刷毛塗りが特に効果的。

塗りつぶし鏡面仕上げの標準的な工程  肉付き >>> 高ランク 工程表は >>> こちら
  • CP-Z目詰めシーラーは省略可能ですが、中塗りの目止まり、平滑感が低下します。#2600白又は黒サフェーサーは中塗りとして目を止めながら白又は黒く着色して上塗りの隠蔽を助けます。MDボードラップは#2600より粉分は少なめですが樹脂分は逆に高く、MDFボードのような繊維ボードには最適です。また、カシュー塗料を上塗りする場合はMDボードラップをお使い下さい。
  • 中塗りは2回とありますが、材種によっては1回で済む場合もあります。
■上塗り塗料の選択

木目を活かした透明標準仕上げ
   木目を活かした透明鏡面仕上げ
  • スーパーストロン >>> 乾燥が速く、耐スリ傷性、耐汚染性に優れた仕上げ塗料
  • 2800クリアー >>> 肉持ち、光沢が良く耐久性に優れた仕上げ塗料 食品衛生法適合
  • ソフトSSクリアー >>> 柔軟性がありソフトな感触のノンスリップ塗膜のクリアー
  • AFタフハード >>> 驚異の耐すり傷性を誇るクリアー テーブル・カウンタートップに最適
  • ユニガード >>> 白木用完全無黄変システム
塗りつぶし仕上げのウレタンエナメル

木の表情や質感、手触りを損なわず、木の風合いを感じられる塗装

■着色剤の選択と組み立て

 素地を着色する着色剤
塗料に添加して塗膜着色する為の着色剤
目止め着色をする材料
  • Rフィラー >>> 目止めのベース(無色)OFステインやリベラカラー・ロマンステインを添加して使用
■1液型ウレタンの選択について
  • 上記ウレタン塗料はすべて2液タイプのウレタン塗料ですが、ウレタンにはもう一つの選択肢として1液型ウレタンがございます。
  • 1液型ウレタンは湿気硬化型ウレタンと油性ウレタンとに分類されます。
  • 湿気硬化型ウレタンは1液ながら2液型ウレタンに匹敵する性能を持ちます。上記の着色剤も2液型と同じように組み合わせてお使いいただけます。
  • 油性ウレタンは着色剤の添加は出来ませんが、素地着色を行って塗る事は出来ます。
湿気硬化型ウレタン塗料 油性ウレタン塗料(油変性ウレタン)

 

■ 木目を活かした標準塗装のシステムと組み合わせ 塗装上の注意点についてはこちらご覧下さい
【システムを構成する塗料の種類】  

ストロンTXL8号ストップシーラー ご注文
下塗り塗料 A液:B液=1:1で配合  工程表は >>> こちら
  • 木のヤニを止め(ストップ)、サンジングの下塗りに使用することで、サンジングの吸い込まれをカバーし、平滑な面を作り出すのに効果的です。
    また、仕上がった後での目ヤセを防ぐ効果が高く、塗装品の仕上がりを長く保ちます。


   
ハンディーウレタン RZ100サンジング ご注文
中塗り塗料 A液:B液=1:1で配合  工程表は >>> こちら
  • 主剤/硬化剤の混合比が1:1の配合で、現場、工場内での計量がスムーズに出来ます。
    ハンディーウレタン RZ100サンジングは、抜群の乾燥性を有し、2時間で研磨→仕上げが出来ます。
  • 研磨剤配合塗料の為、抜群の研磨性があり、肉持ちが良く、透明感溢れた仕上がりをする為の中塗り塗料として最適です。


ストロンTXL921サンジング ご注文
中塗り塗料 A液:B液=2:1で配合  工程表は >>> こちら

  • ストロンTXL921サンジングは、2液型ウレタンの中で最高ランクの肉持ちを有し、塗膜性能の優れた2液性ウレタン中塗り塗料です。ボッテリとした厚く透明性の良い塗膜を形成する為、木の木目を生き生きと表現出来ます。
    スプレー塗装、刷毛塗りによる木目を生かしたウレタン鏡面塗装に最適なウレタンサンジングです。研磨剤等耐湿顔料を配合してある為、研磨性が非常に良く、肉持ちのある仕上がりを求める場合の中塗りとして最適です。
    ストロンTXL921サンジング塗装上の注意点についてはこちらご覧下さい
    トルエン・キシレンを含まない環境対応型。主剤:硬化剤:ストロンTXLシンナー=2:1:1.5〜2の配合で使用。

   
ハンディーウレタン TXLスーパーストロン ご注文
仕上げ塗料 A液:B液=1:1で配合  工程表は >>> こちら

  • 主剤/硬化剤の混合比が1:1の配合で、現場、工場内での計量がスムーズに出来ます。
    艶有クリアー・30%艶消し・50%艶消し・70%艶消し・100%艶消しよりお選びいただけます。


ストロンTXL2800クリアー ご注文
仕上げ塗料 A液:B液=2:1で配合  工程表は >>> こちら
  • 最高の肉持ち感と高光沢が得られます。また耐水、耐湿性に優れ、耐磨耗、耐汚染性も最高レベルのウレタンです。造作材、家具をはじめ床塗装にも多くの実績がございます。艶有りに加え、50%艶消し、100%艶消しが設定されました。また、艶有りはコンパウンド(ハード1・2)などによる磨きにも適します。
    食品衛生法適合塗料

ストロンエース ソフトSSクリアー ご注文
工程表は >>> こちら
  • 柔軟性に富んだソフトな肌触り、感触が持ち味のウレタンクリアーです。
    光沢の優れた艶有りと落ち着いた艶消しの選択ができます。
    耐スリップ性が抜群の為、滑りやすい歩行スロープに塗ると転倒防止の効果があり、ペットの居るお宅でフローリングの滑り防止にも役立ちます。
    また食器棚の棚板やトレイに塗りますと、食器類の滑りが抑えられ、地震などの際に食器の滑り出しの危険が軽減できます。A液:B液=2:1で配合
    左写真はトレイに同じソフトSS艶有クリアーを塗っていますが、かなり傾けた状態でも急須と茶托が動かない様子がお分かりいただけると思います。
    トレイを持っての移動でも安定感のある歩行が出来ると思います。
    お断り:ご紹介するクリアーの中でソフトSSクリアーだけは、トルエン、キシレンを含有し、F☆☆☆☆登録商品ではありません。
塗装配合
ストロンエース ソフトSS艶有クリアー A液 100g
ストロン#147B液 50g
ストロンTXL2430シンナー 75g
今回はウレタン仕上げしてあったお盆を#400サンドペーパーで研磨した後、左の配合にてスプレー塗装仕上げをしました。
表面にホコリが付かなくなるまで4〜5時間程掛かりますので、仕上げ後のホコリ対策が必要です。加温により乾燥時間は早まります。


ご注文ETタフハード(透明2液ウレタンフラット)  工程表は >>> こちら
  • ユニークウレタンのユニオンペイントが製造するハードコートタイプのウレタン仕上げ塗料です。
    常温乾燥型2液性ウレタンで、驚きのハードコートが実現しました。その塗膜は、スチールウールで擦っても傷が付かない程硬く、家具やテーブルトップ、カウンタートップなどに最適な仕上げ塗料です。

  • A液とB液を2:1の割合で混合し、ストロンTXLシンナーで希釈して塗装します。
  • 半艶消し・7分艶消し・全艶消しの3種類の中から艶をお選びいただけます。
    下塗りはハンディーウレタンシリーズをお使いいただいて、サンジングを研磨後に表面のキズ防止の最終仕上げとしてお使い下さい。


ご注文ストロンTXLシンナー
  • 上記すべての塗料の希釈に共通して使えます。
  • ◎シンナー選定の目安
    ・ストロンTXL2650シンナー(夏型)   >>> 25度以上
    ・ストロンTXL2530シンナー(標準型) >>> 10〜25度
    ・ストロンTXL2430シンナー(速乾型) >>> 10度以下

ご注文ストロンTXLリターダ
  • 乾燥遅延剤 上記すべての塗料に共通して使えます。
    塗装時期に合ったシンナー(速乾・標準・夏用)を選択し、塗装スタイルに応じて希釈量を変えてください。(刷毛塗りなどは下の温度設定よりも1ランク遅めのシンナーを選択された方が、刷毛のひっぱりが無く綺麗に塗れます)
【 着色剤の種類 】 

 
ご注文  水性ステイン  色見本・ご注文は >>> こちら
  • 素地着色用水溶性ステインの為、安全性が高く扱いが簡単です。色が濃い場合は水道水で薄めて調整します。配合例は >>> こちら
  • >着色と塗料応用テクニックのページもご覧下さい >>> こちら

 
ご注文  水性ウッドステイン  色見本・ご注文は >>> こちら
  • 素地着色用水溶性ステインの為、安全性が高く扱いが簡単です。色が濃い場合は水道水で薄めて調整します。50色の豊富なレパートリーからお選びいただけます。ターナー色彩製。
  • 着色と塗料応用テクニックのページもご覧下さい >>> こちら

 
ご注文  コンビステイン   色見本・ご注文は >>> こちら
  • 素地着色用アルコール系ステインで、乾燥が速く(1時間/20度)素地の毛羽立ちも立ちにくい着色が出来ます。顔料タイプの為、素地の吸い込みムラによる着色ムラが発生し難く、全体に柔らかい着色が、淡色から濃色まで可能です。吹き付け着色も可能。
  • 着色と塗料応用テクニックのページもご覧下さい >>> こちら
 
ご注文  パイルステイン   色見本・ご注文は >>> こちら
  • 素地着色用アルコール系染料ステインで、乾燥が速く(1時間/20度)素地の毛羽立ちも立ちにくい着色が出来ます。染料タイプの為、アクセントの効いたシャープな着色が出来ます。吹き付け着色も可能。
  • 着色と塗料応用テクニックのページもご覧下さい >>> こちら

ご注文  OFステイン   色見本は >>> こちら
  • 溶剤型染料系着色剤で、ウレタン塗料の下塗り〜上塗りのいずれにも添加可能です。染料タイプの為、透き通った透明感ある着色ができます。また、Rフィラーに混合して着色目止めを作ることも出来ます。
  • Rフィラーの配合例は >>> こちらをクリック

ご注文  リベラカラー   色見本は >>> こちら
  • 溶剤型顔料系着色剤で、ウレタン塗料の下塗り〜上塗りのいずれにも添加可能です。顔料タイプの為、全体に柔らかい着色が出来ます。Rフィラーに混合して着色目止めを作ることも可能で、素地の吸い込みムラによる着色ムラが発生し難く、材種の違いによる色の差をカバーする効果がありまので、木目が生きたソフトで均一な着色ができます。
  • Rフィラーの配合例は >>> こちらをクリック

ご注文  ロマンステイン  色見本は >>> こちら
  • ロマンステインは超微粒子顔料からなる溶剤型万能着色剤です。その顔料粒子はリベラカラーよりも細かく、そのため顔料着色剤でありながら鮮明な着色が可能となります。イメージで言いますと染料型のOFステインとリベラカラーの中間的な着色が得られます。<ユニオンペイント(株)製>
    Rフィラーに混合して素地着色も可能ですし、スーパーストロンストロン2800EGジャストワンウレタンフロアーM等に混合して着色仕上げも可能となります。

ご注文  Rフィラー(目止め着色ベース)
  • OFステインやリベラカラーを添加して目止め着色をする為の目止めベース。これ自体は透明ですので単独で目止めをすると導管が白くなってしまいます。必ずOFステインかリベラカラーを混合してお使い下さい。
  • Rフィラーの配合例は >>> こちらをクリック

コンビステイン
コンビステイン
1:コンビステイン着色 2:コンビステイン終了 3:RZ100サンジング塗布(1回塗って2時間後軽く研磨して2回目を塗っています)
4:RZ100サンジング乾燥 5:サンジングを#240→#400研磨 6:スーパーストロン+OFステイン添加して仕上げ

【木目を活かした標準的な工程表】  
  使用する塗料 標準配合 乾燥時間 塗布量(使用量)
1 素地研磨 #180サンドペーパー ダクつき無く平らに    
2 素地着色 水性ステインコンビステインパイルステイン水性ウッドステイン
目止め着色(刷毛塗り後にウエスで拭き取り) 
RフィラーOFステインリベラカラーロマンステイン
希望着色濃度により配合を変えます。
また、素地着色と目止め着色は両方行うことも出来ます。
1時間 50g/平米(刷毛)
3 8号ストップシーラー (省略可能)
OFステイン・リベラカラー・ロマンステインを添加して着色を兼ねることも出来ます
A液:B液:TXLシンナー=1:1:0.2〜0.6
3〜4時間 80g/平米(刷毛)
240g/平米(スプレー)
(スプレーロスを含んだ必要量)
4 ケバ取り研磨#240〜320サンドペーパー     中塗り直前に研磨
5 ハンディーウレタンRZ100サンジング(目止まりによりもう1回)
又は
ストロンTXL921サンジング
A液:B液:TXLシンナー=1:1:0.2〜0.6
A液:B液:TXLシンナー=2:1:1.5〜2
2時間

3〜5時間
100g/平米(刷毛)
300g/平米(スプレー)
(スプレーロスを含んだ必要量)
6 #320〜400サンドペーパーにて研磨 オーバーサンド注意   仕上げ直前に研磨の事
7 ハンディーウレタン TXLスーパーストロン 艶を選択
ストロンTXL2800クリアー(光沢仕上げ)
ストロンエース ソフトSSクリアー(ノンスリップ仕上)
AFタフハード(耐すり傷仕上げ)
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場合によってOFステインリベラカラーロマンステインを添加して着色仕上げ
A液:B液:TXLシンナー=1:1:0.6〜1
A液:B液:TXLシンナー=2:1:1〜2
A液:B液:TXLシンナー=2:1:1以上
A液:B液:TXLシンナー=2:1:1.2〜1.6
4時間以上
6時間以上
(2800)
24時間以上
(ソフトSS)
6時間以上
(タフハード)
80tg/平米(刷毛)
240g/平米(スプレー)
(スプレーロスを含んだ必要量)

乾燥時間は乾燥時の温度により変化します。
塗装品の実使用については48時間以上放置していただいてから、ご使用いただきますようお願い致します。
ハンディーウレタン・ストロンTXLシリーズは有機溶剤が含まれておりますので、火気のある所では絶対に使用しないで下さい。
また塗装中、乾燥中とも換気を良くして、有機溶剤中毒にならないよう十分に注意してください。
塗料の保管上の注意事項については こちら をご覧下さい。

【塗装のポイント】  
中塗りサンジング・上塗りともに乾燥の速い設計となっておりますので、塗装時期に合ったシンナー(速乾・標準・夏用)を選択し、塗装スタイルに応じて希釈量を変えてください。(刷毛塗りなどは下の温度設定よりも1ランク遅めのシンナーを選択された方が、刷毛のひっぱりが無く綺麗に塗れます)
また、刷毛塗りは粘度を低めにした方が刷毛目が出難い仕上がりとなります。
スプレー塗装においても最初は低い粘度で塗り、2回目以降は徐々に粘度を上げて塗装する、というパターンが基本です。これはどの種類の塗料にも共通するポイントです。
中塗りのサンジングの塗装の際は、導管の止まり加減によっては発砲やピンホールの発生する危険性がございます。サンジングを厚く塗装すればするほど、下地の影響を受けます。ストロンTXL921サンジングは肉持ちが良いので特にお気をつけ下さい。
ウレタン塗装の泡に関連するトラブルについてはこちらご覧下さい

◎シンナー選定の目安
・ストロンTXL2650シンナー(夏型)   >>> 25度以上
・ストロンTXL2530シンナー(標準型) >>> 10〜25度
・ストロンTXL2430シンナー(速乾型) >>> 10度以下

また、高温時に表面乾燥が速すぎて塗り肌が悪かったり、発泡や高湿度でのカブリ(白化現象)が起こる時には表面乾燥を遅くする必要があります。その場合には、TXLリターダをTXLシンナーの中に10〜30%程度混入して乾燥を遅らせて下さい。

◎塗装方法
スプレー吹きつけ塗装刷毛塗りローラー塗装ストッパーハンドルによるローラー延ばし塗り(床塗装)・ムートンなど
過度の厚塗りは発泡の原因になります。薄めの粘度で様子を見るのがトラブル回避のコツです。
また、サンジングの研磨は一定以上細かい番丁(#600以上)のサンドペーパーは必要ありません。サンジングの乾燥塗面を見て面荒れの程度により、荒い#240〜320で平らを出し、100番丁を飛び越さずに徐々に細かいサンドペーパーで研磨してゆくのがコツです。最終#400、場合により#500、#600使用。


ハンディーウレタン塗装実演
《 水性ステインを使用した素地着色 》

水性ステインは単独そのままで使用できますが、お好みによって水道水で薄めてご使用下さい。
刷毛塗りの際、刷毛目が出るような場合は、刷毛塗り直後ウエス(布)で拭き取りを行うと綺麗に着色が出来ます。

右写真の配合
 ・水性ステイン/ブラック 15
 ・水性ステイン/ブラウン 100
 ・水道水 100
  ※刷毛塗り直後拭き取り


《 Rフィラーを使用した素地目止め着色の配合例 》


淡色着色の場合
Rフィラー 100
OFステイン又はリベラカラー 5〜10
TXLシンナー 50〜60
濃色着色の場合
Rフィラー 100
OFステイン又はリベラカラー 30〜60
TXLシンナー 30〜40

上記の様に配合したものを刷毛塗りし、直後にウエスで拭き取りをしますと、着色と目止めが同時に出来ます。導管のある材は木目が鮮やかに着色され引き立ちます。

右写真の目止め着色剤の配合
 ・Rフィラー 100
 ・OFステイン#1ブラウン 10
 ・リベラカラーN33ダークブラウン 10
 ・TXLシンナー 50
  ※乾燥が速すぎる場合はTXLリターダを混合

★配合のポイント
Rフィラーの目止め効果を考えると、着色剤とシンナーの量を合わせてRフィラーの量を超えない事が望ましい。OFステインは素地の着色力が強いが、その分素地の汚れ感、または濃く付く部分と薄い部分の着色差が出易いので、材により注意が必要。リベラカラーは全体的に均一でソフトな着色が可能だが、着色力はOFステインより劣ります。
着色を使用とする材の性質をつかみ、場合によっては右写真の様にOFステインとリベラカラーの併用も効果的です。
また、材種によってはリベラカラーを混合したRフィラーでも目止め着色時に絡みが出て綺麗な着色が困難な場合がございます。
その場合にはストップシーラーをA液:B液:TXLシンナー=1:1:2程度薄めて捨て塗り乾燥後に、目止め着色をすると綺麗な目止めが可能になります。

《 水性ステインとRフィラーを組み合わせた素地着色例 》
水性ステインは乾くと溶剤には溶けなくなります。この性質を利用しますと右写真の様に
1.水性ステインで着色の後
2.RフィラーにOFステインまたはリベラカラーを混合して目止め着色(刷毛塗り後拭き取り)
を行うことによって、二段階着色が可能です。
高級家具塗装に用いられる着色工法ですが、水性ステインの色はあくまで下に残ったまま、その上からOFステインやリベラカラーの色味が重なって深みのあるコントラストが表現できます。


《 ハンディーウレタンによる仕上げ 》
 右写真の配合です
ハンディーウレタンRZ100サンジング
 
A:B:TXLシンナー=1:1:0.2 でスプレー塗装
◆乾燥後、#400サンドペーパーにて研磨(サンダーの後、手研磨)
ハンディーウレタンTXLスーパーストロン50%艶消し
 
A:B:TXLシンナー=1:1:1 で配合したものに OFステイン#1ブラウン を2% 添加してスプレー塗装仕上げ

色の組み合わせは自由自在! 一歩進んだ着色表現をお試し下さい。

塗る前の状態

水性ステイン着色

目止め着色剤塗布

目止め剤拭き取り

目止め拭き取り後

サンジングを塗ると
濡れ色に発色

研磨工程

ハンディーウレタン着色仕上げ

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