夢のはじまり 物語を紡ぐ 魔法のアイテム。マジカルセメント

アンティークな風合いを施工技術だけで再現

モルタル造形が創りだす夢の世界へようこそ

遊園地やテーマパークなどで岩盤や樹木、レンガなどが施されている建物やアトラクションを見た事があると思いますが、このほとんどがモルタルで造られているのはご存知でしょうか?

海外のテーマパークなどで使われ日本にやってきたこの特殊な技法は幻想的で独創的な世界を創造し、テーマパークを造るには欠かすことの出来ない技法となりました。このようなモルタルを使ってレンガや石、木を再現する技法をモルタル造形と呼びます。

モルタル造形はヨーロッパの古い街並みなどで見られる崩れた塗り壁からレンガや石積みが見える壁面、イギリスのコッツウォルズの街のようなライムストーンによる石積みのお家など何百年と月日を掛けて生まれたアンティークな風合いを施工技術だけで再現することが出来ます。また、映画で登場するようなファンタジーな世界観や童話やおとぎ話に登場するような幻想的な建物なども、EPS(発泡スチロール)を組み合わせて一般的な建て方では難しい形状を作りあげる事が出来ます。

近年ではテーマパークや大型商業施設以外でも、住宅の内外壁やお庭などのエクステリア、店舗などでもモルタル造形は使われ始め、当店でもエイジング塗装や特殊塗装と合わせてオンリーワンのお家作りのお手伝いをしています。

本や写真で見かけた憧れの空間や海外旅行で見た景色をそのままお家に表現して、懐かしくも温かみがあり、ドラマのワンシーンのようなドラマティックな空間をお家に創りませんか?


イメージをかたちに・・・まるで魔法のように形を変えるモルタル材料

マジカルセメントはモルタル造形技術によりレンガや石、木材などを表現する事が出来るモルタル造形用特殊プレッミックスモルタルです。一般的なモルタルに比べ、非常に粒子の細かい砂を使用しています。

モルタル造形は厚く塗るときで4〜10cm程の厚塗りをしますが、厚付けをしてもクラックが入りにくいようにファイバー繊維と樹脂が配合され、カービングによる彫刻時間を長く取れるように遅延剤も配合されています。

非常に細かい仕上がりが可能で、石やレンガなど荒い鉱物の仕上がりから擬木やプラスター、日本のコテ絵のようなレリーフなどやわらかな肌合いも造形によって造る事ができ、どんなものでも魔法のように造り上げる事が出来る事からマジカルセメントと名づけさせて頂きました。
マジカルセメント

住宅・店舗の内装

住宅・店舗の外装

エクステリア



モルタル造形の中で一番人気のある造形はレンガです。レンガにはフランドル積みとイギリス積みなどがありますが、モルタル造形の場合は積み方も大きさも自由自在に造れますので、シンプルな形から大きさも厚みもバラバラなアンティークなレンガまで自由に表現出来ます。また、レンガの見せ方は世界でも様々で、例えば、画家やデザイナーが多く住むニューヨークのブルックリン地区のアンティークなレンガの上からペンキを塗った壁などが日本でも人気が高く、モルタル造形で表現出来ます。


石や岩の造形はモルタル造形の中では一番難しい表現になります。石積みは石の割り付けのレイアウトでほとんど仕上がりが決まってしまい、本物の石を積んだ事が無いと積み方に重みを感じず迫力が出ない為です。それでも石積みや岩盤仕上げは厚付けをする事で現実ではありえないダイナミックな形を造る事が出来るのでエントランスや暖炉の周りなどによく施工されます。


擬木の造形は日本でも古く左官技術の一つとして施工されてきました。枕木調であったり製材したきれいな木目や大きな樹木の樹皮を表現したりと擬木にも様々なパターンがありますが、細い線が付ける様に造形をする擬木は難しいタッチが必要となります。擬木には蝶番や金物の造形とも相性がよく、壁面のワンポイントで蝶番付きの小さい木扉などの造形がお勧めです。


長い年月によって壁が風化して崩れ落ちた中から家の構造として使用されたレンガや石積みが顔をだしている”このような壁はヨーロッパの古い家屋に実際にあります。歴史的な情緒とアンティークな雰囲気を感じることができ、テーマパークなどでもこのようなレンガプラスターの造形は多く目にします。フレンチカントリーなテイストが好きなお客様の壁にぴったりの造形です。

内装として合板12.5mm厚を使用します。合板にブラックペッパー(防水シート)をタッカーで貼っていきます。ブラックペーパーの上に強化ラスをタッカーで貼ります。強化ラスには15cmピッチで凹んでいる箇所がありますので、そこにタッカーを打ち込んでいきます。ラスの繋ぎ目は10cmほどかぶせて、同様にタッカーで溜めていきます。強化ラスを貼り終わったら、らピットセット(早強モルタル)を塗りつけます。バケツに水4.5〜7Lを用意し、遅延材(粉末)を水で溶いてからラピットセットをバケツに入れて攪拌していきます。ラピットセットを5〜8mm程塗りつけて、すぐにくしびきハンドルで3〜5mm程の凹凸が出来るようくしを引いてきます。養生として1日空ければ下地は完成です。<1>強化ラスはアメリカ仕様のかなり堅く厚いラスなので、作業になれていない方は波ラスでも問題ありません。造形物の厚みがない場合は平ラスでも可能です。<2>ラピットセットは遅延剤を入れても可使時間(材料が固まるまでの時間)が20分程度と非常に乾燥の速いプロ用の下地材です。工期に余裕がある場合や左官屋さん以外の方は、一般的な軽量モルタルなど下塗りする事をお勧めします。デザインコンクリートの基本的な下地の作り方

マジカルセメントにはグレータイプとホワイトタイプがございます。造形のパターンや着色の色合いによってご選択下さい。

マジカルセメント使用方法