スペイン漆喰 Morcemdur−P モルセムダー

モルセムダーはヨーロッパの豊富な大地から採れる石灰岩を主成分として造られ、古くからスペインの街々でも使用されてきた西洋漆喰です。西洋漆喰は古くは古代エジプト文明のピラミッドや3000年以上前から現在にいたるヨーロッパでもっとも多く使われている壁材です。

漆喰の主成分である消石灰は、空気中の二酸化炭素を吸収しつづけ、約100年かけて石灰岩に戻るといわれ、定期的な塗り替えが不要な事から住まいの内壁や外壁に使用されてきました。

お部屋の快適な空間を保つ

モルセムダーは中塗り不要のワンコート漆喰仕上げの為、施工性が良く、最大で10mmまで一度に厚塗りすることができるので高い吸放湿性と空気浄化の作用により快適な空間を保つことができます。また、漆喰は高いアルカリ性によりカビなどの菌に対しても強い事で知られ、ホルムアルデヒドなどの悪性を吸着・分解します。


≈南スペインの美しき白い村山≈

モルセムダーの原産国でもあるスペインには街全体が真っ白な漆喰で塗られたとても美しい街がいくつかございます。左の写真はその街の一つで観光地としても有名な南スペインの地中海に面する『ミハス』という街です。ミハスやカサノスなどの街ではほとんどの家が漆喰で真っ白く塗られ、何年も前から真っ白な漆喰が使われきた歴史が分かる美しい町です。

スペインのまぶしい太陽と心地よい潮風にあてられても変色する事無く残る真っ白い漆喰は、昔と変わらずに多くのヨーロッパの人々に愛され続けています。

モルセムダーの製造メーカーであるスペインに本社を置くgrupopuma社

施工材料が飛散しても大丈夫なようにマスカーやマスキングテープを使い床や幅木・周縁などを養生をしておきます。

塗り壁やペイントを使用する際の石膏ボード(プラスターボード)の種類はVボードを使用下さい。平ボード(ジョイント部分が平)ですとクラックが発生する恐れが高まりますのでご注意下さい。

石膏ボードに付着しているゴミはカワスキやヘラで取り除き、油分が付着している場合は中性洗剤でしぼった雑巾できれいにして下さい。

石膏ボードのジョイント部中央に浮きやシワができない様にファイバーテープを貼り付けます。

使用材料・道具:タイガーグラスファイバーテープ

ファイバーテープ(薄塗り仕上げ用)

目地に沿ってテープの目が完全に隠れるように下パテをヘラで塗布してください。この時に石膏ボードの目地にきちんとパテを充填しないとクラックの原因になりますので注意してください。ビス頭も同時にパテ処理をします。

下パテが乾いてから#120〜180くらいのペーパーでパテの表面を整えて下さい。

使用材料:ガード?Uパテ(上・下パテ兼用) or コナパテV60(下パテ用)

ガード?Uパテは練り状ですので少しこねてからすぐ使用できます。パテのヤセは少ないですが若干硬めなので作業性・研磨性は少しおちます。ガード?Uパテ 2.5Lで約30平米施工できます(ボードの貼り方による)

コナパテV60は粉末状なので水を加えて攪拌する必要がございますが、乾燥も速くパテ後の研磨がしやすく、パテの伸びも良いので作業性に優れたプロの施工業者向きです。コナパテV60 5kgで約30平米施工できます(ボードの貼り方による)

使用道具:パテ用下地ヘラ 鋼製 2号(63mm幅)

パテ用プラスチック盛板

 

下パテがしっかり乾いてから目地に沿って下パテが完全に隠れるように上パテをヘラで塗布してください。

上パテが乾いてから#180〜240くらいのペーパーでパテの表面を整えて下さい。パテ後の研磨はその上に塗る仕上げ材がペイントや薄塗り仕上げ材であればある程しっかりペーパー掛けをする必要がございます。

パテ材にはそれぞれ乾燥時間が設けられてますが、温度や湿度によってパテの乾燥時間は大きく変化し、パテの乾燥時間が不十分な状態で上塗りの塗料・塗り壁を塗るとパテのラインが透けて見えてしまったりパテの部分だけ色むらになる現象が起きますのでご注意下さい。

使用材料:ガード?Uパテ(上・下パテ兼用)orコナパテF120(上パテ用)

使用道具:パテ用下地ヘラ 鋼製 3号(119mm幅)

パテ用プラスチック盛板

 

パテ処理が完全に乾いてから全体をモルセムダー専用シーラーのPAVLAND-6シーラーを塗りします。PAVILAND-6は水で2倍に希釈して(本剤5リットルに対して清水5リットルで希釈)使用します。

PAVILAND-6は水で希釈した溶液の状態で約90平米塗ることができます。

細かい部分は水性塗料用刷毛を使用し、大きい面はマイクロエースローラーで塗ります。シーラーの乾燥時間は約4時間となります。

使用道具:ひよこ刷毛 マイクロエースローラー

シーラーが乾きましたらモルセムダーをコテで塗りつけていきます。モルセムダーは粉末状なので水を混ぜて煉り状にして使用します。大きめの空のバケツに水を約6リットル水を先に入れてからモルセムダーを水の中に入れていきます。この順番を逆にして攪拌してしまうと底の部分が攪拌できず希釈する水の量も変化してしまいますので注意下さい。

5分以上しっかりと攪拌したら10分程養生を置いてからもう一度攪拌をしてから使用下さい。養生を置いた際に材料が堅くなりすぎた場合は一度だけ水を足すことができますので、塗りやすい堅さになるまで水を加えてください。

モルセムダーは最大で10mmまで厚く塗れますが、コテでは一度にそこまで厚く塗れませんので厚塗りする場合は2mmずつ塗り重ねてください。モルセムダー25kg/1袋で約8平米(塗り厚2.5mm)が標準施工面積となります。塗りっぱなしでラフに模様付けをしたり、ラフ塗りから少し頭を押さえて滑らかな肌やフラット仕上げ(コテ波を消す)など様々なパターン塗りで仕上げられます。

コテで塗りつけが終わりましたら養生を外し、チリ際を押さえて完了です。指触乾燥時間は24〜48時間、完全乾燥は72時間以上が目安となります。西洋漆喰は初期のうちは肌が柔かく手で触って白い粉が付く事もありますが空気中の二酸化炭素を吸い続けることで徐々に堅くなり強度もでるようになります。

使用道具:攪拌機 万能コテ コテ板L


 

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モルセムダー

モルセムダーカラーバリエーション

モルセムダーの標準塗り必要量

施工面  六畳間の場合 八畳間の場合
壁のみ 約88kg必要(面積約28m²) 約100kg必要(面積約32m²)
天井を含む壁面 約118kg必要(面積約38m²) 約143kg必要(面積約46m²)

PAVILAND-6の標準塗り必要量

施工面  六畳間の場合 八畳間の場合
壁のみ 約2L必要(面積約28m²) 約2L必要(面積約32m²)
天井を含む壁面 約2L必要(面積約38m²) 約3L必要(面積約46m²)