施工方法
バターミルクペイントとブライワックスのコンビネーション!
アンティークなエイジング塗装が簡単に出来ます
Step-Before

人気の「バターミルクペイント」の正しい塗り方と、「ブライワックス」を使ってのエイジングの組合せ、クールコンビネーションです。。

下塗り兼着色として「フレッシュアクアFサンジング」に「ワンダーステイン」を配合して塗ります。
配合:
・フレッシュアクアFサンジング・・・100g
・ワンダーステイン/ホワイト・・・5g

※上記配合にてよく混合したものを刷毛塗り、左の写真が塗り終わった状態。ワンダーステインは省いても構いませんが、多少でも混ぜればバターミルクペイントが透けるのを防ぎます。右写真は1時間後乾いてから「スポンジ研磨剤#ファイン」でケバ取り研磨をしています。 研磨後には粉を良く取っておきます。

※この作業は一見無駄に見える作業ですが、実は重要な作業でして、次に塗る「バターミルクペイント」が素材に吸い込まれるのを軽減し、しっかりとした塗膜を表面に形成させるのに役立ちます。
バターミルクペイントを直接塗ることも出来ますが、その場合吸い込みの多い材種の場合はバターミルク塗料の樹脂の多くが素材の方に持って行かれ、表面に残る塗膜が正常でない場合もあります。

Step-2「バターミルクペイント」で仕上げ

バターミルクペイント」の人気色「13-25コーナーカップボードイエロイッシュホワイト」を塗り込みます。乾燥時間はブライワックスを塗る関係で少し長めに約4時間とりました。
もちろんこの状態で仕上がりとしていただいても構いません。

Step-3 「ブライワックス」を使ってアンティックなエイジング

1:「SPエクステリアペイント グラフィックブラシ」の毛先部分に「ブライワックスの人気色ジャコビアン」を付けます。決して付けすぎない様に加減して付けて下さい。
2:バターミルクペイントで仕上がった上からブライワックスを擦り付けて行きます。すばやく左右にSPエクステリアペイント グラフィックブラシを動かし、残したい部分と薄くしたい部分のメリハリがつくように擦ります。

※ここで一度に思い通りに表情が決まらなくてもあせる必要はありません。下段左写真の様に「ウエス」と「ディスポカップ」に取った「ペイントうすめ液」を用意して下さい。
ブラシををウエスに押し当ててブライワックスの量を加減してから擦れば、表情も作りやすくなります。また、ブラシの先端にほんの少しペイントうすめ液を付けてブライワックスを擦ると表情がおとなしい感じになりますし、つけすぎた部分もブラシで取り除けます。その際もブラシの先端をウエスで擦り、加減してお使いください。

※下段真ん中の写真は、ブライワックスを残し加減に仕上げた表情。右の写真はその状態からブライワックスをブラッシングで適度取り除いて作った仕上がり表情です。
この様にブラッシングしだいで仕上がりの表情は変化をつけることが可能です。

Step-4 「未晒し蜜ロウワックス」を使って色押さえ

※ステップ3で仕上がっていますが、ブライワックスは仕上がった状態でも擦ると色が取れたりする場合があります。ブラッシングで残す量が多い場合には特に注意が必要です。手に触れない部材でしたら結構ですが、そうでない場合は「未晒し蜜ロウワックス タイプC」を布に付け薄く伸ばし塗りをして、直後に空拭きをして仕上げることで色落ちを防げます。
※写真:拭き上げて仕上がった状態。うっすら艶が出ています。