施工方法
絵画の額縁にあるような金粉を使ったアンティーク塗装
Step-Before

水性塗料・金粉・油性塗料を組合せ、絵画の額縁にあるような金色のアンティーク塗装を再現してみます。

Step-1 水性ウレタン「フレッシュアクアF」を使用して着色下塗り

1:水性ウレタン「フレッシュアクアF/サンジング」に「ワンダーステイン/イエロー」を15%混合して刷毛塗りします。
2:刷毛塗り終了の写真です。着色と下塗りが同時に終わりました。

※この様な下塗りを施すには理由があって、一つは上に塗る金粉が透ける為、下に黄色い色を着けておきたい事。もう一つは金粉の仕上げ塗装が吸い込まれて綺麗に金の発色(輝度)が出ないことを防ぐ意味です。

Step-2 水性ウレタン「フレッシュアクアF」を使用して金色仕上げ

1:色の付いたフレッシュアクア/サンジングを「#240サンドペーパー」で軽く研磨します。力を入れずエッジの色剥げに注意して研磨します。
2:「フレッシュアクアF半艶消し」に「エルジー金粉」を5%混合して刷毛塗り塗装完了。
3:拡大写真です。

※ 導管の落ち込みが見られますが、導管を埋めるにはステップ1で透明のフレッシュアクアFサンジングを何回か塗れば可能です。

Step-3 「ブライワックス」を使用してアンティック仕上げ

1:左写真:エッジを剥がさぬよう「スコッチブライト切れるタイプ#320」を使って、ケバ取り研磨をします。
2:中写真は、「SPエクステリアペイント グラフィックブラシ」を使って「ブライワックス/ラスティックパイン」を塗り込みます。 同時に刷毛の腰を使って薄く延ばし塗りをしながら、表情を作ってゆきます(face making)。
30分程度乾燥させてから、シンナーで洗って綺麗にした「SPエクステリアペイントブラシ」を強く表面に押し付け左右に動かし、ブラッシングして艶を出します。
3:仕上がった写真。ステップ2の状態から、アンティックな表情が豊かになったのが分かります。

※このブライワックスで仕上げる工程は、場合によって省略しても構いません。 省略すれば標準の金色仕上げとなります。