100円shopなどでも売られているブリキ製のフラワーカップやフォトフレーム、飲み終わったワインボトルなどもミッチャクロン×ミルクペイント エイジングコレクションによってちょっとオシャレなアンティーク雑貨に大変身することが可能です♪

アルミやプラスチック、ワインボトルのガラスなどの素材は直接ペンキを塗る事はできません。そこで塗料を密着させる役割を持つ万能プライマー ミッチャクロンマルチを塗ります。ミッチャクロンマルチは上記素材以外にもガルバリウムやメラミンなどへの密着も可能とするプライマーで、面倒な目荒し(ペーパーで素地を荒らす)が不要の密着剤です。

420mlはスプレータイプなのでよく振ってから吹き付けます。1L以上の容量は刷毛やローラーで塗っていきます。ミッチャクロン塗ってから20分〜1時間程の乾燥後に上塗りが可能ですので注意してください。

ミッチャクロンが乾燥したら下塗りを塗ります。ミッチャクロンを必要とする素材のほとんどが表面がツルツルしていて1回塗りでは規定の塗布量を塗るのは難しいです。1度に大量に塗ろうとせずに2回に分けて塗っていただくときれいに仕上がります。フォトフレームはミルクペイントのインクブラック色、ワインボトルはクリームバニラを下塗りに使用しました。

何年も使い込まれてペンキがひび割れたタッチをだすためにクラッキングメディウムを塗ります。フォトフレームは溝を厚めにその他の部分は薄く塗ってひび割れのメリハリを付けます。

クラッキングメディウムの詳細はこちらのページをご覧下さい。

タイミングを見て上塗りのミルクペイントを塗ります。クラッキングメディウムの上に塗る場合は刷毛捌きを1回で塗るように動かし、ひび割れを押さえたい部分は刷毛を何回か重ねてひび割れを調整しています。また、上塗りの塗料が完全に硬化する前にヘラやペーパーなどで削ることで風化具合を調整することもできます。

フォトフレームの上塗りはミルクペイントのクリームバニラ、ワインボトルは同系統の色のヘンプベージュを塗っています。クラッキングメディウムを使い同じ系統色を重ねる色合いも上品な仕上がりになるのでお勧めです♪

上塗りのミルクペイントがしっかり乾いてからくすんだ色合いが出るアンティークメディウムを塗ります。実際に汚れがたまりそうな部分を濃い目に汚し、色の濃淡を出すことでより自然な風合いにしています。アンティークメディウムが乾いてから今回はもうひと手間ハイライトを掛けました。同じミルクペイントのスノーホワイトで凹凸部分の盛り上っている部分を狙って白く風化した表情をプラスする事でくすんだ茶色と白化したような風合いが重なり、より立体感のある仕上がりになっています。

こちらのワインボトルはクラッキングメディウムを使用せず、ミルクペイントのクリームバニラのみで仕上げていた物です。淡彩のクリーム色もアンティークメディウムだけで古い陶器のような肌になります。汚しの方法もさまざまなやり方があり左のようにウエスにうすく付けて擦り込むやり方堅めの刷毛で擦らせる様に塗る方法海綿パットの肌を使い斑な模様を付けたりと塗り方で汚れの表情も変わります。塗りすぎてしまった場合は水に漬けたウエスで拭き取れますので、自分の好みに合った風合いになるまでやり直すこともできます。

塗料がしっかり乾けば完成です。とても100円で購入したものには見えない仕上がりなったと思います。ミッチャクロンとエイジング塗装の組み合わせで木製品以外でもこのようなアンティーク風のオシャレな雑貨に変えることができます。施工の方法もとても簡単なのでぜひDIY塗装にチャレンジしてみましょう♪

ミッチャクロンマルチのページはこちらからご覧いただけます。

ミルクペイント エイジングコレクションはこちらからご覧いただけます。