施工方法
長年使い込んだオイルフィニッシュのテーブルを水性カラーニスで塗り替え
Step-Before

リボスやオスモを使って何回か塗り直しをして、長年使い込んだテーブルを思い切って耐久性のある水性ウレタンでリフォームします。
今回は使うのは「カラーパレット」という水性カラーニスで、非常に使いやすく性能の優秀な水性ウレタンです。

Step-1 オイル塗装面を研摩

オイル面の研摩を始めます。
今回の塗り直しリフォームのポイントといたしましては、研摩に余り労力を掛けないという点です。旧のオイル塗料を完全に除去する研摩となりますと、素地まで削るようなハードな研摩となり、大変な労力を労する作業となります。
今回はそのようなハードな研摩はせずに 、オイル塗料の上に水性ニスである「カラーパレット」を重ねてリフォームするという形を提案します。
オイル塗装は表面がむき出しですので、細かいキズ等が見受けられます。それを均す程度の軽い研摩を施します。左写真の「サンドペーパー」に「サンジングブロック」を添えて手研摩でも出来ます。
また、電動サンダーを使う場合は、「リョービサンダー S-1000E」が適します。サンダー自体に適度な重量がありスムーズな素地研摩が可能となります。
右端写真、サンダーにて研摩終了の状態。

Step-2 水性ニス「カラーパレット」を塗り重ねます

まず、「カラーパレット」の色見本と塗る素材の色味とを見比べて、同じ程度の濃さか、ちょっと濃い目ぐらいの濃さで似通った色味を選択します。
今回は「アンティークオーク色」を選択しました。

配合は
■カラーパレット/アンティークオーク・・・100g
■水道水・・・20g
で配合しました。

塗装道具は「コテバケ」が最も適し、塗りムラの少ない塗装が可能となります。
右端写真、1回目の「カラーパレット」塗り上がり写真。

Step-3 水性ニス「カラーパレット」をさらに2回目塗り重ね

1回目の「カラーパレット」を塗り終わってから2時間後、「#320サンドペーパー」で軽くケバ取り研摩を行い、2回目の「カラーパレット/アンティークオーク」を塗り重ねます。

配合は
■カラーパレット/アンティークオーク・・・100g
■水道水・・・30g
で配合しました。

塗り上がり写真2枚です。
オイルフィニッシュの仕上がりと大きく仕上がり感の変化は無く、落ち着いた艶の仕上がりとなりました。細かいキズも隠れて平滑感のある仕上がりです。