けやきのお盆を新しいスタイルの漆塗料「新精漆」で仕上げます。
新精漆擦り漆#5とうるしファイン木固めを使って塗り工程3回で仕上げます。

新精漆擦り漆#5のチューブ入りから漆を出します。出した直後は白味を帯びた色で（写真2枚目）、少し経つとすぐに黒味を帯びてきます。（写真3枚目）
素地研磨を＃320で行います。

新精漆擦り漆#5をテレピン油で30％薄めたものをカシュー刷毛で塗りつけます。（写真1枚目）
ウエスを丸めてタンポ状にして漆を擦り込んでゆきます。（写真2枚目）
連続で同じタンポを使い仕上げ拭き。（写真3枚目）
縁面に漆を塗り、仕上げます。
この状態で第一工程終了で、漆ムロで1晩乾燥させます。
※漆は乾燥に湿度必要ですので、漆を乾かす部屋（無ければダンボール箱で代用しても可）で加湿をしながら乾かします。

うるしファイン木固めを配合します。（写真上段2枚目）
・うるしファイン木固めＡ液・・・100ｇ
・うるしファイン下地共通Ｂ液・・・100ｇ
・うるしファインシンナー・・・100ｇ

さらに、それに対して
・ＯＦステイン・・・10ｇ
を混合します。（写真上段3枚目）

サンドペーパー＃320でケバ取り研磨をした後、 はやて刷毛を使用して配合したうるしファイン木固めを塗ります。（写真下段1枚目）
刷毛ムラが出れば布でふき取っても構いません。

木固めを塗って乾いたものを、塗る前のものと並べて比較しています。（写真下段3枚目）

最初にユニウール＃400で、表面のケバを取ります。

新精漆擦り漆#5をテレピン油で10％薄めたものをカシュー刷毛で塗りつけます。（写真3枚目）
ウエスを丸めてタンポ状にして漆を擦り込んでゆきます。（写真4枚目）

うるしファイン木固めを中に挟んで、新精漆擦り漆#5によりうるし塗りが2回、合計3工程で仕上げた「漆塗りのお盆」が完成しました。
この3工程は漆を3回擦る工程より肉持ち感があり、色味も着色剤で補色していますので、漆の色と相まって本格的な漆塗りの仕上がりになっています。