塗るだけでアンティークな風合いに

ミルクペイントで仕上げた木製品などに塗るだけで、古びたようなくすんだ味のある風合いに仕上がります。長年使い込まれたアンティーク品に見られるようなうす茶色のくすんだ色合いが時代の流れを感じさせてくれます。

アンティークメディウムはミルクペイントの上からだけでなく、一般的なペンキで仕上げられた物にも塗ることができ、小物やフレームなど身近なものを簡単にアンティーク風に仕上げる事ができます。



塗料を塗る前に、塗面の汚れや油分、ごみを取り除いてください。

アンティークメディウムを使って汚すベースの色のターナーミルクペイントを塗ります。使用前に容器を充分に振り、良くかき混ぜてから原液でご使用下さい。塗料は一定方向に向かって塗っていき、一度に厚塗りしすぎないようにして下さい。

クラッキングメディウムを使ってひび割れを表現した物に塗るとより一層アンティーク感が増します。アンティークメディウムはくすんだ茶色ですので、ターナーミルクペイントの白系やクリーム系、ブルー系の色の上に汚しをかけると自然な汚れを風合いを与えることができます。

ひび割れの塗装方法のやり方はこちらのクラッキングメディウムのページをご覧下さい。

下地のペイントがしっかり乾いているのを確認してからアンティークメディウムを塗っていきます。塗り方は刷毛や筆に少しだけ付けてかすらせるように塗っていくか、少量をウエスに付けてこするように塗っていきます。

塗装工程の中でクラッキングメディウムを塗っている場合は下地が完全乾燥しているのを確認してから塗ってください。完全に乾ききる前に塗ってしまうとウエスに水を含ませたもので拭き取った時に下地の塗膜が動いてしまう恐れがございます。

塗料を塗りすぎてしまった場合はウエスに水を含ませ拭き取っていただければ汚しの付き具合を調整することも可能です。ですが、乾燥しすぎると拭き取ることができませんのでご注意下さい。一度乾燥させてから再度アンティークメディウムをかけていくと色の重なりが生まれ、より深い汚れ具合を表現することができます。

汚しのポイントは汚れが集中しやすい角や入隅などを強めに汚して、全体は拭き取りをしっかりしてやさしく汚すとメリハリが付いて、よりアンティークな風合いになります。

おすすめ塗装道具:ウエス 白毛金巻 天然海綿パット

天然海綿パットを上手に使う

アンティークメディウムは海綿パットを使用すると簡単に汚れを表現できます。海綿パットは水持ちが良いので塗料を伸ばしたり、水を含ませ拭き取りに使用したりエイジング塗装に最適です。また、スポンジングをすると海綿の細かい肌が味わいある着色模様になります。

テーブルの天板や屋外など耐久性・耐水性の求められる場所にはトップコートクリア(UVカット)を塗っていただくのをお勧めします。

ほのかに光る5分艶の光沢と紫外線や手垢などの汚れからミルクペイントやアンティークメディウムを塗った木製品を保護します。

トップコートクリア(UVカット)は粘度が高いので刷毛やローラーで塗る場合は水で10〜20%程希釈してからご使用ください。塗料の形状は乳白色で塗ってから少しすると透明になって乾きます。

乾燥時間は2〜4時間で乾けば耐水性の塗膜をつくります。

おすすめ塗装道具:ひよこ刷毛 コテバケ マイクロエースローラー


アンティークメディウムの塗れる面積
アンティークメディウム 200ml 450ml 1200ml 3785ml
1回塗り
(塗布量100ml/u)
2u 4u 12u 37u