アンティーク家具のようなひび割れ

たタッチを再現できる魔法の塗料

クラッキングメディウムはミルクペイントとセットで塗ることにより、時を経て、塗膜がひび割れたタッチを表現できる塗料です。

ヨーロッパでは親から子へ家が受け継がれる際や中古住宅のリノベーションで家具や扉などを自分でペイントして色を変える習慣がございます。何世代にも渡って何色もの色が重ね塗りされて厚みと風化による塗膜の劣化からひび割れた表情は大切に扱われてきた証でもあり、時代を感じさせてくれます。

ひび割れた時に見えてくる下地の色とひび割れる上塗りの色の組み合わせ次第で様々なアンティークな仕上がりにする事ができます。 

塗料を塗る前に、塗面の汚れや油分、ごみを取り除いてください。

使用前に容器を充分に振り、良くかき混ぜてから原液でご使用下さい。塗料は一定方向に向かって塗っていき、一度に厚塗りしすぎないようにして下さい。乾燥時間は塗り重ねの場合は2〜4時間。完全乾燥は24時間となります。

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1回目のミルクペイントがしっかり乾いたらクラッキングメディウムを塗ります。クラッキングメディウムは透明な液体で、乾燥時間や塗布量、塗り方によってひび割れ方が変わります。

刷毛塗りの場合はなるべく刷毛目を出すつもりで塗っていただくとひび割れしやすくなります。また、吹き付けで塗ると蜘蛛の巣状に割れたりと刷毛塗りとは違った割れ方をします。

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クラッキングメディウムによるひび割れのポイント

ひび割れの大きさ 大きい 小さい
乾燥時間 短い 長い
塗布量 多い 少ない
塗り方向 上塗りと交差させる 上塗りと同じ方向

クラッキングメディウムが触ってみて少しべた付いた状態になったら上塗りのミルクペイントを塗ります。クラッキングメディウムが完全に乾いてしまうと割れなくなってしまいますのでご注意下さい。

 塗る際は刷毛を立てずになるべくねかせて塗料を塗面に置いてくるように刷毛を動かします。また、一度塗った箇所を何回も折り返し塗ってしまうとひび割れを閉じ込めてしまい割れなくなったり、上塗りのミルクペイントがダマになってしまいます。

 なるべく刷毛の折り返しを無くし、塗料がすれてきたら刷毛に塗料を付け足してなるべく1回で塗りきるつもりで刷毛を動かします。

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クラッキングメディウムとオールクラックアップの違い

両社とも上塗りの塗料をひび割れさせるものですが、上塗りを塗るタイミングが違います。オールクラックアップは塗ってから塗膜が完全に乾いてから上塗りを塗っていきます。対してクラッキングメディウムは塗ってから乾ききる前のべた付いた状態で塗る必要があり、逆に完全に乾いてから上塗りを塗ってもひび割れません。

 その為、クラッキングメディウムは乾燥具合によってひび割れの大きさを操作する事が可能なので様々なひび割れ模様を楽しむ事ができます。

 


上塗りをヨコ塗りしたひび割れの動き 上塗りをタテ塗りしたひび割れの動き

アンティークメディウムをミルクペイントで仕上がった面に塗るだけで『時が経過してできた自然な汚れ』を表現することができます。アンティークメディウムはくすんだブラウン色で塗るだけで簡単にアンティークな風合いに仕上げることができます。

塗り方は刷毛や筆に少しだけ付けてかすらせるように塗っていくか、ウエスに付けてこするように塗っていきます。汚れの付き具合は塗布量や塗り方、拭き取り具合によって変わります。

クラッキングメディウムを塗っている場合は下地が完全乾燥している状態で塗ってください。下地の塗膜が動いてしまう恐れがございます。

ミルクペイント単体で使用する場合の乾燥時間は2〜4時間ですが、クラッキングメディウムを間に塗っている場合は24〜48時間の乾燥が必要です。詳しくはこちらのアンティークメディウムのページをご覧下さい。

おすすめ塗装道具:ウエス 白毛金巻



クラッキングメディウムの塗れる面積
クラッキングメディウム 200ml 450ml 1200ml 3785ml
1回塗り
(塗布量100ml/u)
2u 5u 12u 37u