着色剤は○○ステインとか○○カラーなどの名称が付けられていて、似たような名称の塗料なども存在するので非常に紛らわしく、注意をして目的に在った使い方が求められます。 まず抑えておかなければいけない点は、着色剤は塗料ではなく、単に木材や塗料などに色を付けるだけで、木等を保護する性能は無い、という点です。着色剤は塗料とは違い木を保護する樹脂を含んでいませんので、木の素地を着色しようとした時に素直にストレートな色付けが可能です。逆な言い方をすれば、色の付いた塗料(たとえばカラーオイルなど)を素地に塗って着色を行う時に、素材の種類や素地研摩の状態により思わず色が付かなかったり、その逆に汚く色ムラになって着色されてしまった、という経験を持たれている方もいらっしゃると思います。 その原因は、カラーの塗料とは樹脂と着色剤が合わさった状態でして、色付けと塗装としてのコーティングが同時に行われる・・・すなわち着色が成されようとする時樹脂が邪魔したり、逆に樹脂が著しく吸い込まれる状態の時に着色剤が一緒にからんで醜く着色される、といった現象が考えられます。 そんな時、先に着色剤で素地着色をして、カラーオイルを重ねる、という方策が思い通りの色味を実現する手立てとなります。また、素地着色してその上に塗膜着色することで色が重なり、より深みのある色彩が醸し出されます。 詳しくは、こちらご覧ください。 大橋塗料が自信を持ってお勧めする多種多様の「着色剤」。下記に目的によって分類し、それぞれコメントしますが、目的が合致する着色剤がございましたら、ぜひ一度お試しいただければと思います。また、組合せも可能です。 使用説明書・安全データシート等良くお読みになり、使用方法、注意点を守ってお使いになるようお願いいたします。素地着色剤(木の素地を着色して上に塗料を乗せる)
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